YAPC::Asia 2006に行ってきました。
Perlの精神に感銘を受けてはや二年、やっと偉い人たちのお話を聞く機会ができました。詳しく知りたい方は公式のトラックバックを参考にしてここは私の印象に残ったものを。
Module::Compile - A Shrew(e)d Axe
モジュールをuseするときに、pmより先にpmcが読まれるということを発見した筆者がそれを使ってソースフィルタリングをしようという話です。いろいろ有用なことを話していた気はするんですが
これのせいで幾と内容覚えてません(*´д`)
Mightyv
PerlとCPANを使って四週間で賞を受賞したサイトの紹介です。もちろん海外のことなので詳しくはわからなかったですが、Catalystとそれに追随するPluginを使って日々どんな感じで組み立てられていくかをプレゼンしていました。モジュール一覧が最後らへんに紹介されていましたが一画面に収まらずに、なおかつスクロールしても結構ありました。こんなにモジュールが使えるようになると開発も楽にできるんだろうなぁ。
Ruby On Perl(s)
Ruby作者であるMatzさんによるPerlってどんな感じ?っていうのとRubyの比較です。
RubyはPerlの兄です。
ってスライドが出た後、
RubyはPerlの姉です。
なんて言って笑いが起こっていました。やっぱりこういう人ってジョークが面白いんですね。
Plagger - Tatsuhiko Miyagawa
ご存知宮川さんによるPlaggerというソフトの紹介。
簡単に言うとRSSを処理するフレームワークみたいなもので、各トリガを書くことによってフィルタしたり、新着通知したり、RSSじゃないファイルをRSSにしたりというなにやら面白げなものです。なんかまさに先日私がやろうとしたこと。これは要チェック。ここで面白かったのが
簡単に言うとRSSの更新通知の時、CDドライブがEjectするっていうステキなものです。会場のスライドではEjectされたドライブの中に新着届いたよーみたいなメッセージが書いてあるCDが出てきてました。いかにも殴り書きで会場に笑いがどっと起きていました。
mixi.jp - ChangeLog
いまや一大SNSサービスに発展したmixiの内部の成長です。
わたしのイメージとしてはふっと出てきたすごい技術を持った会社的な見方でしたが、決してそんなんではなくちゃんとした苦労話を聞けました。いまでは国内五位を誇るサービスらしいですよ。くわしくはここから。
最後の質問で「負荷分散をソフトウェアでがんばってるみたいですがOracleは使わないんですか」って質問に「MySQLでがんばります」って答えてたのが印象的でした。やっぱ能力なんでしょうかね。
タイトル長いから略 - Masayoshi Takahashi
高橋メソッドでおなじみ(?)な高橋さんです。初めて顔を拝見しました。正直年配のおじさんかなぁ、と思ったんですがぜんぜん気さくそうな若い人でびっくり。
プレゼンの最初のほうで
なんとかメソッドは置いといて
と切って捨ててました。うけた。
こちらもRubyな方ですがMatzさんと同じようにRubyからみたPerlの話をしていました。
Rubyのソースコードは改行区切りで、記号も省略できるものが多いから、そうやって記法を整えていくとあまりすごいものを作ったわけでもないのに無用な優越感を得て、結果Rubyから抜けられなくなる中毒性のある言語。だからRubyを自分で使っちゃいけない。他人に勧めましょう。っておっしゃってました。このおもしろいプレゼン力うらやましいなぁ。
Perl Best Practices - Damian Conway
Damian先生のプログラミングの習慣に関する心がけのようなもの。
正直Damianもいい年配さんかなぁとおもっていたんですが、今日はじめて顔を拝見して、なんか気さくで楽しそうなおじさまって感じでした。
インデントどうこう言わずにperltidyを使おうとか、良い習慣に関するTipsをいっぱいおっしゃっていました。最後らへんにもうしわけ程度に
Perl Best Practices買ってね
って言ってたのが面白かったです。こういう思想がすばらしいモジュール群を生むのか。Best Practicesほしいんですけど英語だから読めないorz
全部書こうと思ったんですがそろそろ寝ないと明日がやばいので明日にします。